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「語用論部会」について



いったいどんな部会なのでしょうか?



JALT(全国語学教育学会)の「語用論部会」は1999年に結成され、現在100人を優に超える安定した会員数を誇っています。ありがたいことに、会員の中に何名かの語用論の分野で国際的に著名な専門家の先生方もおられます。特に、ハワイ大学のガブリエル・キャスパー博士には、非常に感謝しています。キャスパー博士
には我々の部会が発足したときに部会を育ててくれるためにお力を貸していただき、以後継続して部会の活動に参加していただいています。


「語用論部会」はとても活発なグループです。毎年JALTの年次大会では研究部会として、語用論に関連した多くの個人発表とともに、フォーラム、コロキィアを開催しています。過去4年間に渡り、語用論部会は、他の研究部会(バイリンガル、大学教育、学習者の成長、テストと評価のそれぞれの研究部会)とともにPan-SIG大会
を共同開催してきました。語用論部会はCALL年次大会にも参加してきました。加えて、我々は、2月に行われるテンプル大学応用言語学フォーラムも共同開催してきました。また語用論部会のメンバーは、フォーラムの予稿集にいつも積極的に論文を載せています。幾度か、語用論部会主催で、語用論の専門家を招いた特別講演も開催してきました。


語用論部会が提供するものは?



語用論部会には、ニュースレターである「語用論事情」があり、年に3回発行されています。「語用論事情」は、実践タイプの論文とともに研究タイプの論文のトピックに関する最新の情報を提供しています。常時掲載項目として「ピープル・ウオッチ、学会ウオッチ、ウェッブ・ウオッチ、学会レポート・ウオッチ、マテリアル・ウオッチ、ジャーナル・ウオッチ」があります。「語用論事情」は語用論に関する記事を歓迎していますので、ぜひこの機会を御利用ください。



語用論部会は次の目標を明言します。



  • 語用論の分野にまだ詳しくない人たちに、語用論についてもっと知ってもらうこと
  • 語用論についてすでに知っている人たちに、よりいっそう語用論について知ってもらい、語用論の最新の情報を知ってもらうこと
  • 全てのメンバーにネットワークと、個人個人が研究者としてまた教育者として成長する機会を提供すること
  • 全てのメンバーのために役に立つ情報の交換を促進すること



これからみなさんに楽しみにしてもらうことは?



語用論部会は、語用論についての本を出版するための研究費を授与されました。本の仮のタイトルは「言語学習における語用論:理論と実践」で、原稿提出期限は2004年8月31日です。語用論部会はこの新しいプロジェクトにわくわくしており、現在のメンバーの他これからメンバーになることを考えてくださっている人たちにもこのプロジェクトに参加していただきたいと思っています。
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ますます多くの人たちが、教室の内と外の両方での語用論の大切さに気づいてきています。そこで私たちは、語用論部会がこれからも成長し言語教育に重要な貢献をすることを期待しています。どうか語用論部会に参加してください。



語用論部会の日英ニュースレターの「語用論事情」は年に4回発行されています。ニュースレターには、学会の報告や新しく出た研究に加え、日本や外国の語用論研究者へのインタビューも掲載されます。また、語学の教室での語用論使用や語用論に関連したウェッブサイトに関するセクションも設けてあります。

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